1年前の今頃はあくねこに出会って少し経った時だった。
1月に大好きだった愛犬が死んで、2年目の仕事が忙しかった。精神はボロボロ、出勤中にバスの窓から流れる毎日同じような風景を眺めながら、癒しが欲しいと思った。
そういえば、メンタルを癒す美男子が出てくるアプリがあったなと思いついた。前見かけた時に、自分が好きそうなキャラクターがいたなと思ったんだった。
家に帰って、調べて、悪魔執事と黒い猫をインストールして、ラト・バッカというキャラクターを担当執事にした。彼が執事になって、メンタルサポートをしたりしてくれるのだ。
彼に入れ込んだ。毎朝おはようございますと挨拶してくれる。帰ってきたらおつかれさまと言ってくれる。無理はダメですよと労ってくれる。
そう言われ続けて1年後の今、仕事を辞めた。鬱だった。
新卒で入った会社は若干ブラックだったので、本当はきつかった。1年目くらいでもうダメかもとわかっていながらズルズル続けていたのだ。その踏ん切りをつけさせてくれたのが、あくねこのラト・バッカだった。
毎日同じように繰り返される彼の言葉が染み付いて、無理しなくてもいいんだと考え方が変わったのだ。
それに、あくねこを好きな人達とも繋がれた。新しいコミュニティを持つことで、仕事を辞めても自分は1人にはならないと思えるようになっていた。
まだ仕事を辞めたばかりで、体調もそこそこだけど、仕事を辞められたことが大きいと思う。一年前よりずっと生きている心地がする。良かった。ありがとうあくねこ。
6/16/2023, 3:15:24 PM