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思い出す。
学生時代、私の親友と、それを庇う私をいじめていたとある男子のことを。

好きの裏返しだとか、そのレベルでは片付けられないものだった。思い出して列挙するのは、私の古傷にコンバットナイフを突き刺すような思いになるため、詳細は書き留めない。
せめてもの救いは、親友自身がそういった事がらにひどく鈍く、いじめられている自覚が対してなかったことくらいだ。

それでも、あれは立派ないじめだったと思う。だからこそ私は彼女を庇ったし、主犯格の生徒たちに憤慨した。

今となっては、すべてが思い出になってしまった。学生時代の苦く、どす黒く、鈍い痛みを伴う思い出に。
学生時代を過ごした私達は、皆進路を決め、散り散りになっていった。あのいじめっ子たちがどこに行ったのかも、今となっては一切分からない。

彼らは元気だろうか。
願わくば、全く元気でありませんように。
理不尽な不幸に苛まれ、苦しんでいますように。

彼らのことを思い出す度に、私はこう願わざるを得ない。
いや、これは呪詛の類だろうか?

彼らが元気でやっていませんようにと、心底から呪う。

4/9/2025, 5:32:14 PM