私は一人きりというものが嫌いで、一人になるくらいなら嫌いな人だったとしても常に他の誰かといる空間で過ごしてきました。
一人になるとなぜか泣き出してしまうのです。
なので、子供部屋は私が家を出るまで妹と一緒でしたし、実家を出た後も友達とシェアハウスをして暮らしていました。
しかし、30代になり、シェアハウスをしていた友人が結婚することになり、私は人生で初めてながい
「一人きり」を過ごすことになりました。
これが大変で、一人になると涙が止まらなくなるので
す。会社にできるだけいようと思ったのですが、仕事というものはあまり好きではなく、残業もせず家に帰って今います。
困り果て、涙を酒で誤魔化す日々が続いていたのですが、その日々を続けると、なぜか心が楽になってゆくのに気がつきました。
何かこう、心の摩擦というものがなくなり、自分にツヤが出たようでした。
私が一人きりになった時に泣いてしまうのは、
「もっと一人の時間を頂戴」という心の駄々だったのかも知れません。
9/11/2025, 11:36:12 AM