椿くらげ

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わたしと違ってショートスリーパーのあなた。
眠れなくてむくりと起き上がると、明かりを点けることすら面倒臭がって暗闇のなか歩いていく。
起こさないように、とぺたりぺたりリビングまで辿り着く。

ぺらり、少しだけ驚いて音のした方を見ると、月の光にあなたが透けていた。
何やってんの目悪くするよ、なんて言葉も出なかった。
流れた髪の隙間から見える月がわたしを覗いている。
またぺたり、と歩き出した。
見惚れてた、なんて言えないし。

<moonlight>

10/5/2025, 12:18:19 PM