それが本当に希望となるのか、よくよく見極めなければならない。闇の中、微かな光がちらついている。遠い夜空の星のようなそれは、ろくでもない私の生に救いを与えてくれるのかもしれない。何度も裏切られ、何度も失望し、何度も諦めた。二度とこんな思いはごめんだ。そう思い、信じる事をやめた。何も期待しなければいい。そうすれば、とりあえずは自分を保っていられる。あの微かな光がもたらすものは救いか、失望か。今はまだ、分からない。END「一筋の光」
11/5/2024, 2:42:08 PM