たーくん。

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荒れた道の先にあった大きな扉。
私には、どうしても……叶えたい夢がある。
そのために、ここまで来たのだ。
ここへ来るまで、さまざまな困難の壁を乗り越えたり、たくさんの犠牲を払ってきた。
途中で何度も諦めそうになった時に、背中を押してくれた両親と友達に感謝したい。
扉に両手を置き、思いっきり力を入れて押す。
ゆっくりと、少しずつ、扉が開いていく。
扉から光が溢れ、あまりにも眩しくて思わず目を閉じてしまう。
それでも、扉を押す手は止めない。
だんだんと扉は軽くなっていき、扉の重みが完全になくなった。
扉を開けきったのだろうか?
恐る恐る……目を開ける。
扉の先には、自分が叶えたかった夢が広がっていた。

5/19/2025, 11:18:59 PM