「どうすればいいの?」
と 僕は、後ろの椅子に座ってる人物に
投げ掛ける。
「どうすればいいの?ってまずは
書いて下さい 話はそれからです。」
後ろにいる人物は、にべも無く言う
「無理だよ~ 締め切りもうちょっと
延ばせない~」
「これ以上は、無理です
最低限の 譲歩ですよ これは」
「だって何も思いつかないよ~
そもそも何で 僕は、
恋愛小説家で 売り出してるの~
恋愛なんて まともにしたことないのに~
未だに独身なのに~
たまたま出してヒットした
小説が恋愛小説だっただけなのに~」
「まともにという事は、した事は
あるんですよね
じゃあそれを書いて下さい」
「綺麗にまとめられないし...
いつも 振られる側だし..」
「失恋も恋愛の内ですよ 先生...」
そんな 身も蓋も無い事を言って不安を
煽る編集
締め切りに 追い込まれる僕
第三者に問いたい一体僕は、
どうすればいいの?
11/22/2023, 2:09:02 AM