《この身が朽ちるまで》
(刀剣乱舞/秋田藤四郎)
秋田藤四郎は、かつての主の元では戦場に出ることが無く、秘蔵っ子だった。
故に外の世界に疎く、何にでも興味を持つ子供のような天真爛漫さがある短刀の刀剣男士。
けれども。戦に出ていないからと言って、弱い訳では無い。
その小さな体で、かつての主を守る守刀として務めてきた。
大きな逸話も戦績もない。
でも、守ることが出来る体がある。
今の主君を守る事こそが刀の役目。
たとえこの命が燃え尽き、破壊してしまうことがあれど、
《守刀》としての矜恃を保っている。
「お命貰います!」
血まみれになりながら敵を倒し、主君を守り、歴史を守る。
外の世界の恐ろしさも美しさも知った秋田藤四郎は、
その身に抱く子供らしさと刀らしさを見せながら、
その鋭き刃を今日も振るう。
9/14/2024, 11:01:07 AM