暗がりのなかで、本を読む。
本のなかに込められた文字は、封じられたもう一つの世界を覗き見ているようである。
ファンタジーほど壮大で綺麗である。
静けさの伴った夜の夜。
きっと自分以外は寝ているはずだ。
何台か、微かに走行するエンジン音。唸り声が深夜の道路を滑走路とする。
よく聞こえるなって。こんなものでも、夜になれば、寝静まれば、音はみな綺麗になって、聴きやすくしてくれる
眠れない夜には眠れない人を見つけたほうがいい。
話し相手と話す方が、時間の進みが早いもの。
本を開けば、眠れない人なんてたくさんいる。
別に寝れないからって後ろめたい気持ちになることはない。だって、少なくとも私は寝ていない。
10/29/2024, 9:46:03 AM