ほろ苦くて真っ黒な私の過去を紙の上に並べる。どれも二度と見たくないくらいに残酷で、思い出したくもない。だから二度と見なくて済むように、鍵付きの日記を焼却炉にぶち込んだ。これで私の過去が消えたとは思わない。だけどこの過去を知っているのは私と、この閉ざされた日記だけ。それがなんとなく、友達ができたみたいで嬉しかった。
1/19/2023, 11:03:27 AM