太陽みたいな君の笑顔が、心を侵す暗い感情を消し去っていく。早く早く!と勢いよく手を引いて、走り出した。高鳴る鼓動、じんわりと溢れる幸福感。もっと、もっと早く走って。誰も追いつけないくらい、誰も見つけられないとこまで。全てがこわれてしまう前に、憎いほど美しい太陽が登る前に、この街から逃げ出そう。『街』
6/12/2022, 8:42:45 AM