紅葉の時期、
綺麗な落ち葉を何枚か拾い
水に濡らして透かすが
太陽の光は届かなかった。
見えないものは耐えなくて
私の心さえも見えなかった。
空は青くて、
宇宙は黒い。
境界線は
さぞかし綺麗なのだろうと思い
掴もうと手を伸ばすが
もちろん届かない。
指が痺れてきた。
見ると指の奥側に
小さい傷のようなものがあった。
何年か前に
暇していた時
指を見るとあった
傷のようなもの。
それから何ヶ月かに1回できていて、
最初は何も感じなかった。
けどだんだん
指の関節が腫れたり
痺れてきたりして
ちょっと怖かった。
今も腫れや痺れは来るけど
ほっとけばなんとかなると思って
普通に生活している。
私はこういうの、
大袈裟に捉えるタイプだから
大袈裟に心配されるくらいが
いいんだけどなぁ。
どんぐりを4つ集めて
持って帰らず、
そこらへんの芝生に寝っ転がる。
寒いけど暖かい。
お湯に浸かってるみたい。
全てが溶けそうな暖かい芝生だった。
"Good Midnight!"
まだ昼だけど、
どこかの国はもう夜だし。
この言葉も妥当だと思わない?
さっき拾った落ち葉の中に
1枚だけすごく綺麗な葉っぱがあり、
持ち帰ろうと思ってたが
水道があったので
濡らすことにした。
真上にある太陽に
透かしてみせる。
私の頬には
もみじ色の光が差し込んだ。
11/5/2024, 1:01:37 PM