私は、自分の感想を言うのが恥ずかしい時期があった。
自分が何か間違ったことを言ったらどうしよう、見当違いな事を言って恥をかきたくない。
ある時。友達との会話の途中、私はそんな迷いが出てしまい、話を打ち切ってしまった。
気まずい空気が流れてしまったと困っていると、友達は私の手を引いた。驚いてついていくと、彼女は喫茶店に入りコーヒーを頼んだ。
彼女は私が話の続きを話すまでここで待つという。
何分、何十分過ぎただろうか。何も整理できていない私の言葉を彼女は聞いてくれた。
あの時、彼女が聞いてくれたお陰で私は今、ここに文章を書けている。
友達の思い出
7/6/2023, 1:10:51 PM