僕は藍。君は、僕の花の色を知っているかい。僕は、純白に咲くことだって出来た。やわらかな風に吹かれて、無邪気に揺れていたかもしれないんだ。でもその白さを纏う前に摘まれて、僕は君の藍染の帽子になることが出来た。おかげで、ただ風に揺られてだけでなく、君が連れていってくれる未知の世界に幸せを感じている。君の青になってから、空を仰ぐたびそう思う。これからも、まだ知らない新しい地平線を見てみたいよ。僕は、青空より深い藍。「まだ知らない世界」
5/17/2025, 11:28:31 PM