競馬場の凛とした空気が好きなんです
開催日でない静まり返る競馬場が好きなんです
レース開催日は人混みなのに休みは静まり返る
平日に払い戻しに来て静けさの中に考えてみる
君のことを…
ミホノブルボン
サクラバクシンオー
テンポイント
ベガ
ハルウララ
ヒカルイットウセイ
ヒカルイットウセイが
中山で駆け抜けて
見上げた府中の空を忘れない
君たちは金に欲の無い俺に小遣いをくれた
何かと出費がかさむ頃に…
中央にも地方にも儲からない客の俺に
少額で嗜むだけの俺にも賭け事の神様は
見ていてくれたらしい
馬の瞳が好きだ
サラブレッドはもちろんの事
農耕馬もばんえい競馬も好きだ
馬たちの瞳は優しく俺を見ててくれるから好き
昔の人間の生活は馬がなくてはならなかった
自動車が登場してから便利になったけど
生命の息吹を感じない鉄の塊は
時おり甚大な悲しみと周りを惨事を招く
息吹を感じないから扱う人間の責任感も薄い
甚大な事故を起こし例え刑事責任を問われても
金銭面では保険金で賄えて弁護士費用も保険内
保険さえかけていれば…
保険に加入してるから
保険でフルカバーできるから
いつかそんな人は…
自分の大切な人の命も希望を安易に捉え出す
お金が解決してくる
日々そう思ってなくても行動にあらわれる
馬は見抜く…
自分を愛しくれる人間と
自分を物としてしかみない人間を
命は限りなく等しい
馬が教えくれた事
馬の瞳の柔らかな視線が教えくれた事
馬は悲しいと涙するとか…
農耕馬の事で親父から子供の頃に聞いた
親父が就職列車で上野駅に向かう前夜
馬が泣いたと…
親父が家を買った時に保護犬の里親制度で
ミックスの女の子が我が家に来た
茶色と白と黒の毛並みで
耳が猫のスコティッシュみたいに折れてて
前に折れて垂れた耳なので
俺は「タレミミ」と彼女を呼んでいたが
家族は誰1人彼女を「タレミミ」と呼ばず…
気が付くと親父が「モモ」と呼んでいた……
俺は…
急に呼び名を変えてもと意地を張り…
人前では暫く「モモ」と呼ばなかった
彼女はどちらの名前でも応えてくれてたが
散歩中に名前を聞かれると絶えずお茶を濁した
モモは8年の間我が家に居てくれた
その愛おしい8年の時間で
妹の結婚や家を出た兄との偶然の再開
俺の医療過誤とホントに色々とあった
モモは最後の最後に嫁ぎ先から帰る妹を待って
立ち上がる事もできないのに
到着した妹の脚にじゃれついてみせて…
数分あとに…
医療過誤でままならない中でも
妹が嫁ぐ前みたいに…
俺は親父に向かい…
「鬼の目にも涙……」
みんなで笑ってモモをおくった
命は等しい
他者の命は尊い
自分の命と同様に尊い
働き方改革を推し進める政府
そこに一番下で働く人の意見は遠い
トラックドライバーにしても
今までは確かに拘束時間が長くて
移動というドライバー職の特有でもあって…
しかし中小企業の運送会社は
元々人材が豊富でないのに
1人で運転出来る労働時間が限られて
人が居ない…
どの業界も人が居ない
人口も減るばかり少子化に歯止めは無いまま…
賃金の底上げと政府は言うが
それは中小企業に潰れてしまえと同じ
まずは政府役所は安心を示してほしい
しかし同属の集まりの中で身を切る改革は…
政府には期待してない誰がトップでも…
やる事は変わらないと歴史を繰り返したから
頭が挿げ替えても一緒だときっと歴史は語る
中小企業の社長には頭が下がる
高度経済成長 バブル期 リーマン・ショック
経営者の代が親から子供へとか代わっても
しっかり時代の足元をとらえて来たから
大手企業の手厚い福利厚生よりも
手厚い人間愛で目の前の人を見てきた
昭和の頃は大手企業社長にも
中小企業の社長と同じ事を
子供ながら感じた番組があって…
「宮尾すすむの日本の社長」
ハイ!!ハイ!!ハイ!!!でお馴染みの
宮尾すすむさんが社長に会いに行く番組
長らく日本の中小の社長に幼い頃と変わらずいた
「男はつらいよ」 タコ社長役の
俳優 太宰久雄さんのイメージ
それが「下町ロケット」佃製作所社長役の
俳優 阿部寛さんになった
タコ社長は
はぁ…やんなっちゃうよ…
聞いてよ…虎さん…
ワンマン社長で1人で駆けずり回り苦労して…
佃社長は
佃オリジナルとか名目を掲げて
周りを熱量で巻き込み動いてく
中小企業の社長のガマンが日本を支えてきた
12/3/2025, 2:53:07 PM