夜空を駆ける紙飛行機を投げて、しばらく遊んだ。公園に人気がないことはいつも通りだが、まったく照明がないだなんて珍しい。光が音を生むのだ、という心の錯覚を発明した。一人。一機。消える。この手を離れてどこへ行こうというのだろう。きっと墜落する未来でも、一瞬でも見ていたい。夜空ノムコウは、どのようになっているのかって。紙飛行機でも宇宙船を夢見ていたいって、そう言われても、私は応援してやりたい。
2/22/2025, 9:29:22 AM