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「私とあなたじゃ住む世界が違う 第五十五話」

管理人は、信者の術が解けて元の姿に戻りました。
「…何なんでしたの?」
「フロンティアウォーカー、めっちゃ強いやん!…あ、せや。諏訪井トキヨ、脱税と違法建築の罪で逮捕や!」
「お、お巡りさん?!私、ケブバガミに騙されてただけで…」
「だからって、税金誤魔化す理由にならんで?連行や!」
「管理人さん、地獄で反省して下さい」
スモークは管理人に捨て台詞を言い、シリウスは管理人を警察署に連れて行きました。

「フロンティアウォーカー、強いね」
キトンは、スモークの方を見ていました。
「うーん、僕が見る限り、君達も十分強そうだよ?」
「スモークって、通常時と戦う時とでは人格が違うんですね?あまりにもカッコ良すぎます!」
ピエロは、キラキラした目でスモークを見つめていました。
「…何だよ、スモークばっかり」
ロードは、少しがっかりしていました。
「今回、活躍した勇者はスモークだから良いんじゃないか?」
カインドは、ロードをフォローしました。
「あのさ、俺達もフロンティアウォーカーのメンバーになって良いかな?三人だけじゃ戦力としては心細いからな」
ガバードは、カインド達に仲間になりたいとお願いしました。
「…良いぜ。俺達も三人だけじゃ心細かったからな」
「仲間は多い方が良いしな!」
「本当ですか?!ありがとうございます!」
ピエロ、キトン、ガバードは、フロンティアウォーカーのメンバーになりました。

「よー、久しぶりやな。置き手紙だけ残してどっか行ってしまうって水臭いやんか」
「スノーさん!何で三次元国に…」
背後から突然、スノーが現れました。
「ちょーっと、仕事の手続きの都合でな。他の四人は宿に戻ってる」
「四人って…あと、一人はどうしたんですか?」
「スカイは拠点で留守番しとる。前に全員で出かけてた時に泥棒に入られてもうたから、警備強化で誰か一人が留守番する事になったんや」
「泥棒って、ひょっとして…フリーって人達の事だったのでは無いでしょうか?」
「私達の誤解だったんですね…ごめんなさい」
梨々華と志那は、スノーに謝りました。
「よし、オレは許したる。ただな、オレ達帰られへんようになってん。陸海空路全て二次元国軍に破壊されてな…」
スノーは、顔に影を落としながら悲しみました。
「?」
「今、三次元国は二次元国と戦争中やて事、知らんのか?」
「え?!戦争中?」
「全く知りませんでしたわ…」
一同は、顔を真っ青にしました。
「みんな、騙されて連れて来られたんやな…」

11/21/2022, 10:25:15 AM