お題 : 20歳
拝啓、親愛なる貴方へ。
僕はやっと、20歳になってしまいました。
貴方はきっと、まだ16歳のままなのでしょうか。
今は、貴方が望んでいたような未来にはなりませんでした。
僕はあの日からもずっと虐められていたし、
僕を救ってくれるような人は周りには居なかった。
だから招待された同窓会にも行かなかったし、
僕はあの日から、変わらぬまま弱いです。
それでもきっと、人並み生きているのは貴方のお陰です。
貴方は今、別の世界線で清く正しく生きているのでしょうか?
僕のことなど、もう忘れているのでしょうか。
それとも、別の世界線でも貴方は僕を憶えているのでしょうか。
僕はずっと、君が幸せならそれでいいです。
どの世界線でも、他の誰かだとしても、貴方が幸せなら。
僕が貴方の不幸を拭うから、僕に苦労を精一杯掛けてくれた貴方は幸せであってください。
同じ16歳だった学生時代でも、
もう20歳になってしまった今でも、
僕は、貴方の幸せを永久に祈っています。
1/10/2026, 8:14:09 PM