国も傾くといわれるこの顔面でとびきりに微笑む。瞬間、目の前の男がぎくりと体を強張らせた。その隙に手を握りぐんと距離を詰める。「私、これからも貴方の腐れ縁に甘んじるつもりはありませんよ」 覚悟しておいてくださいね、と耳元で囁けば。男は赤くなるでもなく、慌てるでもなく、ただただ青い顔で「ひ、」と微かに呻いた。"これからも、ずっと"
4/8/2024, 2:03:37 PM