優しさにひとつ気がつく ✕でなく○で必ず終わる日本語
俵万智がXで発表した短歌が話題になっている。最近よく耳にするマルハラについて詠んだものだ。
LINEなどのメッセージで文末に「。」(マル)をつけると、若者の一部は怒られているように感じるらしい。
句点で威圧感を与える、だからマルハラスメント。
若者ではないけれど、自分もたわいないメッセージなら句点はつけないことが多い。
しかしLINEでも真面目な話題や改まった相手だと句点はつけたい。「会話」から「文」へと空気が変わったらもうつけないと落ち着かない。文には必ずマルという固定観念がある。
「わかりました。」
「わかりました」
比べてみると、確かに上のほうが堅い印象はする。でも下だってそこまで柔らかい感じはしない。
ならば絵文字を加えたり、「わかりました〜」にすればいいのか?
どっこい絵文字や「〜」はおばさん構文なんだそうだ。知るか。
なんて斬り捨てずに一首つくる歌人の機知と温かさに敬服する。
『(ス)マ(イ)ル』
2/9/2024, 2:25:35 AM