雷鳥໒꒱·̩͙. ゚

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―あの頃の不安だった私へ―

私へのエール

春が来て、幸せだった日々は一転して
急に日常の格が下がって
こんなのじゃ生きていけないなんて
思い込みをして焦って怯えてた

今思えば、ちょっと刺激が強すぎて
悲劇のヒロイン的な気分に
なってたのかもしれない

行動を起こすことさえ怖くて
誰も居ない陰で泣いてばかりで
それなのに、今の私はこんなにも不幸なのに、と
今まで触れ合っていた人達が幸せそうに笑うのが
理解できなかった
罰も報いも同じくらいのはずなのに
どうしてあの子たちは幸せで
私はそうでなくて、なんて
勝手に嫉妬してしまえば抜けなくなって、
思わず陽を避けた

もうたぶん、私ほど悲しい人は
いないんだろうな、なんて
周りの人達は、みんなみんな
幸せなんだろうな、なんて
思い込んで私は独りだって決めつけて

そうする間に周りには本当に誰も居なくて
あのときあの瞬間、勇気をだして
行動出来ていればたぶん、こんなに
厖大な絶望感を味わうことは
なかったんだろうな、なんて
後悔が耐えなくて

もう結局どうしたいのかなんて
わかんなくなって
未来に一切の希望も見出せなかった

そんな、あの頃の不安だった私へ

まず先に言う
未来への不安はまだ断てていない
今だって何もかもが不安だし、
これで大丈夫なのかなってずっと考えてる

でもね、幸せだったときには出来ていた、
基本的なことが出来ていなかったことに
気づいた
私はあの春、“人を信じること”を
忘れてしまったんだなって

人を信じていて、友と心から
親しくできたからこそ、
あのときは幸せだったんだよ

人を信じる信じない以前に、周りに人なんて
もういないかもしれない

でもそれでいい
それでも、馬鹿みたいなくらいに人を信じて
何事にも真摯に取り組んでいれば
きっとその姿勢は誰かに届く
誰かの心を打って、影響を受けた人が
寄ってきてくれる

それは途方もないことかもしれない
幸せはまだ遠い未来かもしれない

でも、未来なんて嫌でも訪れる
それは、きっと来るって保証があるってこと
ならそれを信じて前を向いて待つだけだ
そうすれば、いつかは必ず幸せも
巡ってくる

だから、

今が幸せじゃなくても、
幸せを諦めたらダメだ

5/24/2023, 1:30:51 PM