子供から大人になる日々を共に過ごした。
私の基礎は貴方との記憶をお互いに練り込んで作られ、その半分という感覚は上と下でもなく右と左でもなく、緑色で紫色でオレンジ色。
貴方は私を残して旅立ち、私の基礎が半分抜け出した。
ぽっかりと穴が開くよくいうが、
混ざりあって出来上がったそれは、埋めることの出来ない消滅という崩壊が始まりそうだ。
静かに溶け出すかのように蒸発するかのように無になろうとしている。
私は今、それに抗わなければならない。
私を置いて逝かなければならなかった貴方のためにも私は独り、もがきあがく。
#友だちの思い出
7/6/2023, 2:49:57 PM