2+1

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確かに存在しているのに見えはしないということは無に近いだろう
そこにあるとわかっていても空気を意識することはないからな

花見をしようと彼女が広げた料理と酒に手を付けながら名前もわからん花を眺め、
花の香りに絡まるように知った香りが風に乗っても、
わたしはあいつのようには口にしない

だから『透明』は無に近いのさ

5/21/2024, 1:16:15 PM