『時間よとまれ』17:30、日が落ちる頃。自転車の後ろに、君を乗せて走ったのを思い出す。あの頃見た秋桜畑は今も変わらない。あの頃よりシワの増えた手で花を愛でる君は、あの頃と変わらない優しい笑みを浮かべていた。白くなった頭が夕日に染まっていく。あぁ、どうか何時までも、何時までも。永遠にこの美しい光景を見ていたい。
2/16/2025, 1:46:05 PM