花の香りと共に
前説
「老兵は死なずただ消え去るのみ」という名言があるが、他の誰でもなくダグラス・マッカーサーの言葉であるが、流石お休み好きの働くことは楽園を追われた者のすることと考えているアングロ・サクソンらしい考えで、「戦争を戦い抜いた兵士たちもやがて忘れ去られて行く、彼ら老兵は老いながらも生き続けることは出来るが、彼らの成し遂げたものは忘れ去られて行く」という意味が転じて「役割を終えたものはさっさと表舞台から去るものだ、そして悠々自適のセカンドライフで楽しめ」ってアングロ・サクソンらし考えだと思う。しかし日本人は違う美意識を古来よりそのDNAに持っているのだ。
日本には、清貧の美徳とか「生涯一兵卒」と云う言葉があり、働き続けること、「生涯一〇〇」と云う生きざまに美学を置くのである。額に汗して、四季折々の自然の厳しさ優しさと向き合って来た農耕民族の血だから。
あしたのジョーはリングの上で真っ白な灰になる。チャンピオンは、つかみかけた熱い腕をふりほどいてノックアウトされにリングに上がるのである、人生は椅子取りゲームだ。
その椅子が欲しければ、譲ってもらう丁寧に後押ししてもらうことを当たり前なんて思っているから、百戦練磨の老兵が目障りなんだろ?笑笑 情けない。お笑い怪獣明石家さんまは「どっからでも、かかってこい」と言った。だから「さんちゃんはカッコイイ、さんま師匠」なのである。「その椅子が欲しけりゃ奪い取れ」なのである。それが勤勉勤労は美徳の日本人の美意識のアイデンティティだ。お前は、何人?宇宙人?笑笑 給料貰って、もの教わるのに、懇切丁寧優しくが当たり前で、自分が仕事を覚えたら、その席譲って消えろって?外道か?笑笑 〇〇ザより質悪いわ笑笑 そんな風だから、物事続かない仕事も続かない、はい、ニート引きこもりの社会のお荷物の出来上がりなんでしょって笑笑 欲しけりゃ奪い取る。奪い取られてから老兵は去るんだよ、ロッカールームのベンチで「帰れるんだ、これで」ってチャンピオンは呟いたり、舞台やリングの上で真っ白な灰になるのが、日本人の美意識ってやつなのである。だから、サッカーしか出来ない三浦知良や、お笑いしか頭にない明石家さんまはカッコイイと思っている。
時代遅れ上等、これは譲れないのである(笑)
花の香りと共に
「お寂しゅうなりますなぁ」
隣人に、妻を看取り葬式も済ませた後、ふいに声をかけられた父は、少し微笑んで会釈をした。
「一人になると日が長(なご)うなりますわ」と呟く父は、母が残した庭の花に水をやる。その向こうには、瀬戸内の穏やかな海が今日も広がっていた…。
モノクロの画面から、母が丁寧に育てた庭の花が如何に鮮やかで美しいものなのか、そしてその花の香りさえ伝わって来る様な、笠智衆の名演が、あまりにも有名な1953年小津安二郎監督作品「東京物語」東京で其々独立し暮らす子供たちを訪ねる老夫婦の物語は、何時までもあると思うな親の愛で、自分たちのことで手一杯の子供たち其々の姿を見て、これで良いのだと一抹の寂しさも抱えながら田舎に帰ろうとする両親に、戦死した次男の嫁だけが精一杯尽くす。そんな嫁に父は、「あんたはまだ若いから、死んだ息子のことは忘れて嫁に行け」と言う、嫁は「あたくし、そんな良い人間じゃ、ありません」と舅に言って、「あたくしは、狡いんです」「狡いんです」「狡いんです」と3回言う。
数年前まで、夥しい日本人が死に、夫もその一人であったはずなのに、自分は半ばそのことを忘れ去ってしまいそうになっている。そんな自分を「狡いんです、狡いんです、狡いんです」と3回も言わせる。1953年戦後8年目の日本人への小津安二郎監督の清廉として痛烈なメッセージは、この気高く凛とした佇まいの戦争未亡人役原節子の美しさも相俟って、まるで妻が姑が慈しみ育てた庭の花の香りを想わせるのである。
あのラストの場面で、父で夫で舅の笠智衆が花を見つめる姿に重なるのである。とても静かな締め括りなのに激しく胸を突かれるのは、日本映画の真骨頂とも言うべき名作中の名作であった。
明治生まれの名優笠智衆は、日本のお父さん役から日本のお祖父ちゃん役へ、そして「寅さん」では寅次郎も黙る御前様なのである。そんな名優笠智衆には「明治の男は泣かない」という哲学があったらしい。「東京物語」で妻を看取る場面でも、ただ妻の手を取り「癒える、癒える」とやり、ラストの場面でも「一人になると日が長(なご)うなりますわ」と妻の育てた花に水をやり隣人に微笑んで見せるのである。涙を使わず泣かずに泣かす名優は流石、「男は滅多なことで泣くもんじゃない」と育った明治の男であった。
最近は、やたら滅多ら泣きながら謝罪会見するれば誠意が伝わったと取られるようで、政治家までよく泣きなから謝罪会見しますが、いい大人が泣いて許しを請うくらいなら、はじめからしないを選ぶ賢さを持てって。親の金で有名大学出て、そらあ親も経歴も、そっちの方が泣きたい気分だろうに笑笑
日本人のアイデンティティ何処へやらであったりで阿呆らしいと時代遅れは思うのであります笑笑
涙は花の香りと共に、泣かずに涙を伝えた笠智衆という名優の、「その仕事は死して尚消え去ることは無いし、消し去る事も出来ないのである」
「人はいさ こころも知らず ふるさとは
花ぞむかしの 香ににほいける」
紀貫之
現代訳
「人の心はどうなるかわからないけれど、この
梅の花はむかしと変わらぬ同じ香りで
花を咲かせているものだ」
「花の香と 季節は巡り 時はすぐ」
心幸
後書き
もう少し、言葉の意味を調べてからお話なさいな(笑)「お前」は「御前」「御上」と呼ばれてるのと同じの最上級の敬称ですよ笑笑 この前ドラマでもやってたけれど日本人には、わり
と一般的な日本語の知識だけど、日本語に不慣れなのかな?お前さん🤣ならご機嫌治りなさいます?
もち上げてもらうの好きなZちゃんにはぴったりな敬称だと思うのよ(笑)てか、お前に嫌われるの上等なんです。 好かれてたまるか笑笑 キモキモブーメラーン🌙✨️🤣
てか、普通「お前」より「外道」呼ばわりに憤慨して顔赤く🤬しなさいな、「内道」を生きてる日本人なら笑笑
意味分かんないかな(笑) ぴよぴよなお前さん🦜🦜🦜
俳句、和歌、百人一首大好きだけど、そんなもの誰に習うものでもなく我流。当たり前で、文書も、もちろん我流。ただ、歴史だけは我流はよくない。そこは解釈含め我流をする為に基礎を学びたい笑笑 「温故知新」歴史は全ての表現の解釈、それを我流に噛み砕くことが出来るようになる為の基礎ですから😂
令和7年3月16日
3/16/2025, 12:23:14 PM