箱庭メリィ

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きみは光の三原色みたいな人だ。

情熱的で、
優しくて、
冷静でもある。

そしてそんな風でありながら、純粋無垢である。

きみは不思議な人だ。

艶やかで
穏やかで
淑やかさも併せ持つそんな人なのに。

三色を混ぜた中心の真っ白。
すべての性格を打ち消しているような清らかさは、君の不思議さを増長させている。


/9/11『Red,Green,Blue 』



「どこがいいの? あんなやつ」

私が好きな人の話をすると、8割の人に言われる言葉。
彼は一般的に見ると、性格まあまあ、顔はそこそこらしい。
そんなことないのに。

私にとって彼は、王子様みたいに優しくて自分を持ってて、とっても素敵な人!

そう言い返すように伝えると、仲のいい友人からは

「恋愛フィルターがかかってるから、そう見えるのよ」

と言われた。

この気持ちはフィルターなんてかかってないのに。


/9/10『フィルター』



「大好きな人がいるの!」
「あの人のあんなところがカッコよくて!」
「優しいだけじゃなくてユニークなところがいいんだよね」

ことあるごとに話される『好きな人』の話。

私には今まで好きな人なんて出来たことがない。

そもそも好きって?
寝食も出来なくなってしまうほど溺れてしまう感情を、私はまだ知らない。

「あなたは好きな人いないの?」

だから聞かれた時は、いつもこう答える。

「うん、今は自分のことで手いっぱいで」

『好きな人』を持つ仲間にはなれない。


/9/9『仲間になれなくて』

9/11/2025, 7:15:17 AM