星座
以前、私から見える宇宙は賑やかで明るかった。
昨日今日に見ている宇宙は、寂しい浮遊感がある。
何のことは無い。私が自分でそのように見ているだけだ。
たくさんの心が、宇宙を指さし何か言う。惑星を指さし何か言う。恒星を指さし何か言う。世界を指さし何か言うし、人間を指さし何か言う。
でも、いろいろ言うのに、いのちをまっすぐ指さして何か言うことはきわめて少ない。
「大きな話はいい(自分に関係無いからどうでもいい)」と、焦点を逸らす言葉を不思議に思った。
私はあなたという存在が今、現実に及ぼしていることについて言っているんだが。大きな話と感じるなら、それはあなた自身が大きいからだろう。…もしかして自覚が無いのか…?(マジかよ、その立ち位置で?)
謹んで、「アンドロメダ」とお呼び致そう。さしずめ、奮闘中のかの者が「ペルセウス」か。
ああ、なんだか腹が立ってきたな。うん、ちょっと、いやかなり、腹が立つ気がする。星の数ほど多くの者を巻き込んだ事象を自らに引責する口ぶりをしながら、絶えず己が流れに及ぼし続けている作用に目を閉ざし、「自覚」という責任を持たないことをダラダラやり続けるが故に、痛ましい現実事象が星の数ほど顕現し続けている事実があるのに、まるでアウトサイダーなその態度。「罪」と名付けた自己憐憫に包まってアンドロメダを決め込むけれど、「ペルセウス」を信じていない。ぐずぐずせずに自分が発している観の流れを浄化しろ。ペルセウスのいのちを無駄に削らせるのをやめなさい、愛なきアンドロメダよ。
付き合っておられぬわ。
…いかん、ぷんすかしたって何がどうともならん。だが少し、私の手足は温まったようだ。そしてわかった、私の目指した星の輝きは「真」だと。
さあ、また歩こう。
10/6/2024, 3:27:58 AM