君がひとりでに歌う知らない歌の鼻歌を
独り占めしている時の
この微睡むような甘やかな感情を
僕は上手く言葉にできない
君が僕のために怒って
それでも一緒に居ようと言った時の
この泣きそうなどうしようもない感情を
僕は上手く言葉にできない
君に伝えるべき言葉を探して
手当たり次第に本を読んだり
遠い国の映画を観たり
辞書を捲ってはみたけれど
未だにそれは見つけられくて
僕は戸惑っている
こんな内情を知らずに君は
また僕に笑うのだ
世界のすべての意味を持って
2/12/2023, 10:45:39 AM