ブランコ。下の子が幼児だった頃、近くの公園に連れて行けばまずはブランコ。
何故、ブランコは大人気なのかな…?
私にも子どもの頃があったから、「ブランコ大好き」な子ども達の気持ちはわかる。ハイジのブランコは、ちょっとあこがれ。
ある日、「ママも乗れ」と子どもに押し押しされて、公園のブランコに座った。何十年ぶりだろう…?
ブランコってこんなに小さかったか。揺らしてみた。地面に足がぶつからないようにする必要があった。うーん、小さな子ども達が安全に遊べるような造りだから仕方ないけど、これけっこうキツいぞ。
大きく揺らしてみて、自分の感覚に驚いた。酔いそうだった。疲れでジャイロ(三半規管)が対応できないのか? それとも体格に対する移動半径のせいなのか? その日はそれまでにして、また次の機会に試してみたが、まったく同じ感覚になった。
ブランコなのに揺れて遊べない。自分の身体から「子ども時代」が、いつのまにか去っていたことに、寂しいような気持ちになった。高く高く漕いで空を真っ正面に見ることは、思い出の中のものになってしまった。
まあ、子ども達のためのブランコだ。大人は譲るのが分別というやつなのだろう。
2/2/2024, 12:49:39 AM