風景森と呼ぶに相応しい、杉林の赤土を踏む。木々の合間、ひだまりの中で苔生す香りが漂う。鳥や雪解け水が、季節の移り変わりを教えてくれる。木々の背丈が低くなり、標高の高いなだらかな尾根を歩く。まだ早い朝の空は、薄く青く遠い。山頂までの道が、近いようで遠くに続いていた。私はいつも、あなたの背中を見ている。
4/12/2025, 2:01:42 PM