いおりん

Open App

狭い部屋


今年になってルームシェアを始めた。
実は中学生の時から計画していた事で、
当時仲が良かった奴らとシェアしようって話だった。
ルームシェアのお相手は高校の同級生だ。
何故なら、中学の友達とは喧嘩別れしてあいつもあいつ自身の高校の友達と仲良くしているから。
当時はずっと仲良くできると思ってたけど、
実際は違う。結局は三年間だけの付き合いだったということ。でも高校時代の友達は違う。
大人になりかけているから。一番大人に近い子供だから。たった三年間という出口の小さい箱の中よりも、未来に繋がる大きい出口がある箱の方が、明るい世界を見れるという事。そういう訳で、高校の友達とシェアをした。
シェアから三週間、お互いバイトをして、月5万の家賃を折半し払う。自由は無い。
月6万円の給料、約3万強は家の事、食費は頑張って抑えて15000、あとのお金はその時必要な家具又は将来の為の貯金。贅沢は敵をモットーに今日も生きる。
相方にも強要した。もちろん、言う事を聞いてくれるのだが、三週間前よりも暗い顔になっていた。
高校時代はよく笑っていて、明るかったのに。
僕は現状が最適だとは思いたくは無かった。

6/4/2023, 10:36:48 AM