"初恋の味"と銘打ったキャンディを口に放り込む。5月の風が吹き抜ける、気怠い午後の教室。ゆったりとたゆたう先生の声が心地好い眠気を誘う。授業内容はつまらないし、大半の生徒はやる気ないし。初恋は実らないって言うし、私は眼中にも入らないし。ペンを動かす今、この1限だけでいいから。初夏の白昼夢って免罪符で、先生を独り占めする錯覚に陥っていよう。さくらんぼ味のキャンディ、ちょっと苦いな。【お題:初恋の日】
5/8/2026, 6:22:06 AM