私が初めて野鳥を好きになったのは
三重県の海でした
初めて出会った大きな嘴のダイシャクシギ
ウミニナが沢山転がる波打ち際
シロチドリがたくさん遊んでいた
空にはミサゴが舞い
防波堤に遮られた池にはセイタカシギの群れ
河口にはミヤコドリ
オオアジサシとカモメの群れ
たった数年後には
もう開発の手が来ていました
ソーラーパネルが池を覆いました
僕たち人間にとって
野鳥の住処なんてのは経済活動の
邪魔にならない場所でのみ
許されるものなのでした
なぜか人は
自分たちが支配するものとなり
手に入れられるものは手に入れてきました
人間の利益こそが正義でありそれが全てでした
それでも僕の心は痛みます
海へ行こう空を見よう
それでも知らないよりも知っている方が
いいのだと信じています
8/23/2024, 4:16:21 PM