リーニ

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「__いい名前ですね」
互いに自己紹介を交わしたあと、きみはそう言った。
私はそんなことを言われたことなんてなかったから、
どう反応していいのかわからなかった。

「…なんでそう思う?」
結局言えたのはそれだけだった。

「うーん...
 貴女に一目惚れしたから、
他の誰よりも素敵に感じるんだと思います」
きみは微かに笑みを零しながらそう言う。


私の名前は、君のおかげで私にとって特別なものになった。


「ねぇ、私は君もいい名前だと思うよ」

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           「私の名前」

7/20/2024, 1:17:47 PM