命が燃え尽きるまで
何を成すことが出来るだろうか。
どんな素敵な思い出を重ねていく事が出来るだろうか。
もし、命の終わりがわかっていたら
やりたいことを逆算して
何としても叶えようと奮い立つかもしれない。
もしかしたら、遠い未来で命が終わる日がわかるという技術が生まれるかもしれない。
でも、その技術が生まれたとして、やりたいことを逆算出来ると喜ぶ人は少ないと思う。
だって、後何日しか生きられない。
そして、その数字はどうやっても覆らないとしたなら、死神が側にいるようで落ち着かないと思う。
命が終わる日なんて知らないほうがやはり幸せなのだ。
明日突然命がなくなるかもしれないのに、呑気に家族と喋ったり、くだらない話をしたり…。
残された命の時間がわからないから、そうして居られる。
何も成せなくても、素敵と思える思い出ばかりでなかったとしても、命に正解、不正解はきっとない。
あるのは主観でしかないのだから。
個人が満足出来るように生きる選択をすればきっとどんなルートも命の輝きとして正解。
そんな生き方で命が燃え尽きてもいいじゃないか。
9/14/2023, 10:37:55 AM