消えない灯り
「想い」
昔の事を思い出す。
自分の生まれから今までのこと。
ほとんどが思い出したくないことばかり。
良い思い出や楽しかったことを探すけど、頭の中で繰り返し思い出されるのは悲しい過去たち。
両親の事、子供時代、貧しかった生活、憎しみ合った人、余命告げられ静かに1人亡くなった母、人知れず末期がんで孤独に亡くなった義父
自分に出来たこと、出来なかったこと。
もう2度と語られることの無い人たちの思い、伝えきれず今も胸を締め付けるこの想い
残すべき、忘れるべき、伝えるべき
静かに永遠に消えていったこれらの想い。
全て無に帰った
命も想いも無に帰った。
空に風に星に海に山に夕焼けに夢にまぶたに心の奥に…
今日も流れる血潮の中に涙の中に
震える胸に…
そして時々季節外れの蝶🦋が飛んで羽ばたいて空へ帰る。
12/7/2025, 5:46:08 AM