マシュマロの美脚

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明日に向かって歩く、でも

でも?でも、でも、でもでも、でも… 

道は無い

明日という岩はあれど道は無かった

皆平で平和な色んな道があるはずが、自分だけ道に大きな岩があった

岩は僕の道を踏んづけて通れない
立ちすくむ、あたりを見回しても、もう誰もいない
自分ではどうしようもない大きな岩
登る?壊す?
出来ないほど大きな岩。

あたりは次第に暗くなって何も見えない
フォーフォーと鳥の鳴き声が聞こえて不安を煽る
怖い、
それでも岩が無くなるのを待つしか出来ることは無かった

雪が降って、桜が咲いて、雨が降って、暑くなる、次第に葉は枯れて、また雪が降る
どれだけ経っても岩は消えない。

大きな障害物は塵がたまってもっと大きくなったように見えた。

ずっと恐怖の中で待ってた、

夜が来て
雨が降って恐怖に震えて
朝が来る

そんな繰り返し、雨にはずっと慣れなくて 
朝が来ては安堵する。
ずっと待ってた
ずっと、ずっとずっと、ずっと、ずっと、ずっとずっと

そしたらいつもとは違う光が見えた。
不思議に思って歩き出す。

岩にビビが入って少し向こう側が見える。
あんなに嫌な雨が岩を風化させたみたいだ。

1/20/2025, 5:03:19 PM