睡眠

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自分の不幸や嫌な過去やどうしようもない日々の怠さだけを言葉にして書き連ねて、それをさも物語として昇華しようとわざと綺麗にしたり汚くしたり加筆を重ねて、幸せに感じたことを黒のペンキで塗り潰そうとしてしまう。浅はかだなと思う気持ちと裏腹に筆は乗る。誰かに可哀想と思われたい、弱いと思われたい、あわよくば優しくされたいし許してもらいたいのだ。仕事中に「あんたの手はぬくといね」と言われたことを無かったことにして疲れたしんどいと吐き出してしまうのをやめたい。野良猫を撫でれたことや、お菓子を貰ったことを書けたらいいのに。静かに夜は更けていく。年の終わりを悟られないように。

12/29/2025, 3:20:34 PM