NoName

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“それ”に気づいたのは、ずいぶんと後からで。

「誰でもない誰か」を見つけるタイミングなんて、あいまいで不確かなものであるはずなのに、きっとどの瞬間にもありふれている。

だけど、不意打ちでも一度こころの“なにか”が想う気持ちを認めてしまえば。
もうそれからは、ずっとキラキラと眩しい毎日が始まってしまったんだよ。

だってね、こうやって今も変わらずに、わたしはあなたとドキドキできているのだもの。

【君と出逢って】

5/5/2024, 2:06:30 PM