優しい陽の明かりと頬杖

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月夜

月夜に 謡う 水面は まだ 冷たく
夏が 来るには 早すぎて
風が 散っていく 遥かの 地平 過ぎてく
あれは 君の 面影が 幼い 頃の ように
水面に 映る 肌も 白く
透明の 水に 浸す 永遠を 探す ように
月夜に 君は 風を 攫い
遠い 夢で 逢えた あなたを 思い 出すから

花は 命 またなむ 
明け方を 待ちて 
次の 春を 心で 祈る

月影の 向こうに 昇る月 
凍える 唇に 君を 呼んだ

あなたは 何処から 流れ
長い 夜を 待ちわびる

月夜に 謡う 春の 匂いは 
遠い 深夜の 信号の シグナルに かき消されて

それでも あなたを 待ってる
夜長に 月の ロマンス きっと 
いつか どこかで 探した 夢は まだ 咲くから
花を 落とす 雨は まだ 降らない 

3/8/2024, 9:38:26 AM