同じ家で生活するようになるまでは、こいつのここが好ましい、ここが苦手、という割合は好ましい部分の方が多かった気がする。
根本的に合うなぁと思ってたから一緒に生活し始めたわけで。
んで、生活してみると嫌なところがまぁ出てきた。
「なぁなぁスマホ充電器に差してくれん?」
「ティッシュ取って〜」
「あ、そこのお茶取って」
たった一歩動けば自分でできるやろ、と思いつつ言うことを聞いてやっている。
「お前のそういうとこ好かんわ〜」
そう言うと、それを言うなら俺もお前のこういうとこが〜となぜか最後は俺が責められることに。
解せぬ、と思いながらもお互いの顔は笑っていることに気づく。
嫌なとこもひっくるめて、好きなんやろうな、と他人事のように思った。
【お題:それでいい】
4/5/2024, 1:27:30 AM