「...ありがとう、ごめんね。もう一緒には居られないの。」
そう言って少し困った様に笑って、この世から居なくなっちゃったあの子。
私はあの子の支えにはなれなかった。
最後の最後まで、心の内を何も知ることが出来なかった。
“一緒に居られないだなんてそんな寂しいこと言わないでよ。私はずっと...ずっと傍に居るから。”
あの時そう言葉にしていたなら結末は変わっていただろうか?
ふと見上げた窓越しに見えるのは広い広い真っ青な空。
あの子の元まで続いていたら良いのに、なんて。
#窓越しに見えるのは
7/1/2024, 1:54:23 PM