NoName

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君と出逢って、もう三度目の春になる。

相変わらず外は花粉が舞って目は痒いし、鼻はずるずるだけど、君がそばにいてくれるから前ほど辛くない気がする。
君に会えるから外出するようになったし、人だってそんなに怖くなくなった。

君に会えなくなったら、僕はどうなるのだろう。
君がもし、男の人と歩いていたら──
僕はこの柱の影から出て、男を突き飛ばしてしまうのだろうか。
だって、君のそばにいてもいいのは僕だけだもの。

早く、僕に気づいてくれないかな。

5/5/2026, 7:12:47 PM