焦燥を感じながら数学の青い問題集を開く。学問の学習ではなく、試験を通過するための勉強。原理の理解よりも効率的に問題を解くことに重きを置く。
常に周りと比べられる。顔も知らない有象無象たちよりも、少しでも多く点数を稼がなくてはならない。ただの数字によってその後の人生が決まる。
勉強はしなければならないものだと刷り込まれている。しかし学びはもとは暇つぶしであったという。好奇心の赴くままに知識を求め、思索を巡らせる。
今は複素数平面のページが開かれている。iがたくさん散りばめられている。数学からの小さな愛を感じた。
6/25/2025, 11:23:12 AM