神咲葵

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吉報

砂糖や吸引式のキャンディの使用回数が減ってきていることをあの子達の所属している会社の社長さんにそう教えてもらった。
真っ赤な短ラン風ジャケットとスタイリッシュなパンツスタイルに黒のハイネック、黒の手袋に少しヒールのあるショートブーツを見に纏い、ロングのセンター分けの金髪に真っ赤な瞳と困り眉をしている美しくも、怖いとあの子達から聞いていた社長さんに。
…あの子達が砂糖や吸引式のキャンディから少し抜け出せそうな兆しが見えているのが嬉しかった。
今まで、止めるに止めれなかったから。
…あの子達の拠り所を無理矢理奪うのは違うかなって思ってて。
でも、ダメなものだから少しでもやめさせたかった。
…私も意味はないが、2人に気づかれないように砂糖抜き生活をここ数年行っていた。(現在も進行中だが。)
口を出すなら、心配をするなら、私はダメな方に流されてはいけないと思ったからだ。
砂糖抜きと言っても完璧にゼロには出来ないが。
甘いお菓子は勿論なるべくお菓子類を控えたり、果物を代わりに口にするようにしたりした。
砂糖を使わないレシピをたくさん調べたし、砂糖を使う料理でも抜くこと、もしくは減らすことを意識した。
そして、彼らに少し嗜めるようにしたり、手作りの吸引式のご飯を食べさせたりした。(食べたいと言ってくれた。)
その結果が付いてきたのだろうか?
少なくとも、私の前だけでも吸うのを躊躇うようになってくれたし、今では見かけないくらいだった。
…でも、あくまで"私の前“でだけだ。
そう思っていだが…この吉報だ。
…これらの行為は別に報われたいからやってたわけじゃない。
単なる私のエゴでやっていたこと。
でも、嬉しかった。
あの子達の拠り所が移りそうで。
…社長さんと解散後、少しした裏路地で嗚咽を漏らした。
涙が滝のように溢れた。
自分のしたことがなんだか報われた気がして。
勝手にやってたことなんだけどさ。
咽び泣きすぎて、裏路地近くの大通りを通っている通行人達はさぞ迷惑だったろうな笑
でも、許してよ。
愛しきもの達がさ、

12/5/2025, 10:33:04 AM