名の無いラノベ好き

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去年の梅雨
公園で雨に打たれている君を何度も見た。
最初はおかしな人だと思っていた。
なのにいつからか君と話がしたいと思うようになった。

君に声をかけてからの一年は
人生で一番満たされていた。
大好きな君と一緒に過ごせることが
なによりも幸せだった。
そのことは君には言えなくて、
だけど君は受け入れてくれると感じていた。

私は知らなかった。
君に恋人ができたなんて。
恋人を紹介すると言われた時とっても辛かった。
君の恋人と会えば殺してしまうかもしれない。
だけど、君のことを悲しめたくはない。
そう思うからこそ君にもう会わないようにしてる。

君に会えない悲しみを土砂降りの雨が
洗い流してくれることを期待して

6/1/2024, 10:24:59 PM