今日は中身の無い創作
子猫を拾った。汚いダンボールに入れられ、降り注ぐ雨に小さな体を震わせていた。目が合ったのでいても立っても居られずに連れて帰った。幸いうちはペット可の物件。汚れを拭いてやりミルクを与えると元気に飲み干してくれた。これも何かの縁と思い、そのまま買うことにした。それから数年経った。子猫はまだ子猫のままだ。これはおかしい。そのうち尾が割れた。なるほどこの子は妖怪だったのか。それから数十年経った。子猫はまだ子猫のままだ。自分が死んだ後、子猫は消えた。どうやら子猫は自分にしか見えていなかったらしい。
11/15/2024, 1:31:18 PM