入道雲

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「勘違いしないで。
 逃げられないんじゃなくて、逃げたくないだけだから。」

DVされてる知り合いがそう言ってた。

「あの人はアタシの助けがないと死んでしまうの!!」

急に言った知り合いの目はつま先から頭のてっぺんが一気に冷えるほど怖かった。
もう何年も彼女とは連絡を取ってない、それ位怖かった。

この小説のテーマを見て思う、
あれ以上の呪縛はきっとないんだろう、と。




あの時言えばよかったね、
その腕じゃウエディングドレス着れないよって。

5/24/2023, 3:45:26 AM