Open App

君が居るから
今日という1日を受け流すような
あるいは自分の無価値さを見過ごすような
そんな感覚がずっと僕の奥に潜んでいて
ふっと僕が消えた後
いつかのように君が食欲を無くしてしまって
身体を壊してしまってはあまりに辛いから
その可能性に蓋をするような感覚で
また今日が終わる

約束を数珠繋ぎのように重ねて
当たり前のように「また明日」を重ねて
首の皮一枚で生きていく事の
異様さや異質さを
「くだらない」と君とだけ笑い合いたい

ああどうか
明日の君があまり忙しくはなりませんように
暗闇に目を閉じて浅く呼吸をする
僕は確かにまだ生きている
君が居るから

6/20/2023, 4:09:20 PM