冬晴れ
真っ白に澄み切った冷たい空気
でも青い空には、暖かい日差しが
キラキラ輝いている。
地面には、雪が積もり 白い積雪が
降り積もって山になっていた。
その山にがらんどうの穴が空いていて
洞窟みたいになっていた。
その穴の中を覗いてみると
僕の友人が寝転んでいた。
一瞬 僕は、死体かと思い目を剥いた。
思わず声を掛ける。
「大丈夫?」僕の心配をよそに
友人は、「よっ お前か!」と片手を
挙げて答える。
ニカッと歯を見せて笑う友人に
僕は、ほっと息を吐く
雪の洞窟は、思ったより 冬晴れの
日差しが当たり暖かかった。
友人は、春の日差しを浴びて日向ぼっこ
するみたいに 冬の日差しでも変わらず
日光浴をする。
しかし さすがに 雪の地面に直に
寝転がるのは、憚られたのか
こうやって かまくらみたいな
雪の洞窟紛いの物を作ったのだろう...
友人は、こうやって寝転がるのが
好きだった。
僕は、友人の 日光浴を見つけて
一緒に居るのが好きだった。
冬の日差しが僕達を 見守る様に
暖かく僕達の上に降り注いでいた。
1/6/2024, 2:57:29 AM